HPVワクチン
HPVワクチンについて
子宮頸がんの予防接種
日本では、年間約8,000人が子宮頸がんと診断されており、20~30代の女性に一番多いがんが「子宮頸がん」です。子宮頸がんはHPVというウイルスの感染が原因とされています。HPVは主に性交渉によって感染し、性交経験がある女性の約50〜80%が一生に一度は感染するといわれています。感染したうち90%以上は体内から自然に排除されますが、排除されなかったウイルスが長期に感染し続けるとがん化する可能性が出てきます。HPVは一度排除されても、何度でも感染するため、定期的に検診を受けることやワクチン接種などで感染を予防していくことが重要です。
HPVワクチンは公費で接種が可能です。公費接種は「サーバリックス」と「ガーダシル」と、9価のワクチン「シルガード」となります。当院では、尖形コンジローマの原因とされるウイルス型までカバーでき、主流となっている4価HPVワクチン(ガーダシル)、または、最新の9価HPVワクチン(シルガード)をおすすめしています。
(詳しくは大阪市HPをご覧ください:https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000115714.html)
2024年度(令和6年度)の
公費接種対象者
定期接種
小学6年生から高校1年生相当の女子
キャッチアップ接種
平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの方で、HPVワクチンの定期接種を逃した方(1回または2回接種済みの方は、残り回数が対象となります。)
キャッチアップ接種は2025年3月で終了します。3回の接種には定められた期間を空ける必要がありますので、2024年11月28日までに1回目を受けましょう。
上記いずれかに該当する方は、下記の期間に無料でワクチンの接種ができます。
※接種時に大阪市に住民票がある方が対象となります。
接種期間(令和6年度の対象者)
- 生年月日
- 接種期限
- 平成9年4月2日~
平成21年4月1日 - 令和7年3月31日
- 平成21年4月2日~
平成22年4月1日 - 令和8年3月31日
- 平成22年4月2日~
平成23年4月1日 - 令和9年3月31日
- 平成23年4月2日~
平成24年4月1日 - 令和10年3月31日
- 平成24年4月2日~
平成25年4月1日 - 令和11年3月31日
料金表
大阪市以外の方及び、公費接種対象でない方は、保険が適応されないため全額自己負担となりますが、自費で接種できます。
- シルガード9
-
1回33,000円
一括(3回分)95,700円
- ガーダシル
-
1回18,700円
一括(3回分)51,700円
※価格は全て税込みです。
ご予約
ワクチンご希望の方は、必ず電話でご予約をお願いします。
関連ページ
公費接種の対象者は、自治体から届く案内をお読みください。他の予防接種と同様に、効果や副反応をよく調べてお越しください。分からないことがあれば質問してくださいね。