婦人科検診

当院で受けられる検診について

当院で受けていただける婦人科検診は、「子宮がん検診」「超音波検査」です。
不正出血や生理痛、下腹部痛などの症状のある方は保険診療になります。診察時にご相談ください。

子宮がん検診

子宮頸がん検診

子宮頚がんは、日本全国で年間約11,000人が診断されるがんです。
子宮頚がんは、子宮の入り口の子宮頚部と呼ばれる部分から発生します。婦人科の診察で観察や検査がしやすく、きちんと検診を受けていれば、がん化する前に見つけることが可能です。当然、そうなれば子宮を残すなど治療の選択肢も広がります。

子宮頸がんの死亡率を減少させることが日本で科学的に認められている方法は、子宮頚部の細胞診です。子宮頚部細胞診では、シリコン製のブラシで擦って細胞を採取して、異常な細胞がないかどうかを顕微鏡で調べます。正常な細胞とがん細胞を区別するだけでなく、前がん病変(現状ではがんとは言えないが、がんに進行する可能性がある状態)も検出できます。この細胞の検査で引っかかった場合は精密検査を行うことになります。

オプションでHPV検査を併用すると、子宮頸がんの原因となるウイルスに感染していないかどうかを検出できます。

子宮体がん検診

子宮体がんは、子宮の中(生理の時に剥がれ落ちてくる子宮内膜)に発生するがんです。子宮内膜細胞診では、子宮の中に細い器具を挿入して細胞を採取します。

超音波検査

経腟超音波検査では、親指ほどの太さの器具を腟内に挿入して子宮や卵巣を観察します。X線検査と違い被ばくしないことがメリットです。子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫、卵巣腫瘍、子宮内膜ポリープなどの異常を見つけることができます。

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Doctor’s Message

正しい結果を得るために、基本的には生理日を避け、前日の膣内洗浄や性交渉は避けて予約します。また検査器具には全て滅菌のカバーをつけ、受診者毎に交換しますので、感染症の心配はありません。